県民の皆様の健康維持増進のために

 県民の皆様におかれましては、日頃より日常のいろいろな場面で、リハビリテーションに関する事業に関しましてご理解とご協力を頂いておりますことに心より感謝申し上げます。この度、前任の秋田県理学療法士会 菅原慶勇会長より協議会会長の任を引継ぎましたので、一言ご挨拶申し上げます。

 秋田県リハビリテーション専門職協議会は、平成29年4月にすべての市町村で介護予防・日常生活支援総合事業が発展的に見直しのうえ実施されることを受け、リハビリテーション専門職種団体である公益社団法人秋田県理学療法士会、一般社団法人秋田県作業療法士会、秋田県言語聴覚士会の3団体が、積極的に地域へ参画していこうとする意思表示の意味を込め、平成28(2016)年8月24日に発足いたしました。
主な目的は、県全体やそれぞれの市町村においての主に介護予防事業に関する情報交換や連絡そして協議することで、主体的な地域づくりの取り組みを支援すること、同時に、三団体における連携を高め、県内の円滑なリハビリテーションの推進と発展を図ることで、県民の皆様の健康と福祉の向上に寄与することとしております。

 現在当会では、県内各地に行われる各事業に参画するため、県内を県北、中央、県南の3ブロックに分け各ブロック長を配置し、リハビリテーション窓口となる理学療法士(PT・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)を配置しております。令和7年度より秋田県地域リハビリテーション支援センターが開設され、市町村等から要請に応えることとなりますが、十分連携を取りながら、これまで通り派遣する人材の調整を進めて参ります。また今後増えると思われる地域で活躍するリハビリテーション専門職の育成にも力を入れていく所存でございます。

 今後も、リハビリテーション活動を通じた地域づくりへの支援事業をはじめ、リハビリテーションに関する相談事業や研修会の開催、リハビリテーション専門職に共通する知識及び技術の向上に関する事業や様々な広報活動等を通じ、県民の皆様の健康維持増進に少しでも貢献できるよう積極的に活動してまいりたいと考えております。皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

秋田県リハビリテーション専門職協議会 会長 川野辺穣
(一般社団法人秋田県作業療法士会会長)